尾鷲ヒモノ
尾鷲市に水揚げされる新鮮な魚を、それぞれの商店の伝統の技でヒモノに仕上げていく。
丸干しや開き、みりん干しなど、同じ魚でもいくつかの製造方法により様々な味が楽しめる。魚種も豊富で、塩加減、干し加減は、まさに職人技。
シラス丼
熊野灘からの恵みであるカタクチイワシの稚魚、しらすを釜揚げしたものを素材とした各種の丼がこの地域では味わえます。
道の駅紀宝町ウミガメ公園(TEL:0735-33-0300)では何種類ものシラス丼が食べられる。
尾鷲わっぱ
「尾鷲曲げわっぱ」は、尾鷲ヒノキの赤味が多く年輪が緻密で節なく剛性があるという特性をいかし、この地域に江戸から伝わる伝統工芸。
今なお、明治20年の創業以来、4代目となる「ぬし熊」にて、その伝統が守られている。切る・削る・曲げる・とじる・・乾かす・摺り込む・塗る...。摺り漆で38、漆塗りで45もの工程を重ねて、堅牢さと美しさを兼ね備えた「尾鷲わっぱ」が出来上がる。
しお学舎の塩
みえ尾鷲海洋深層水100%の海のミネラルがたっぷりのこだわり塩。
415mからくみあげた深海の水、深層水を空気に触れさせることなくそのまま製塩することで、純粋な真っ白な塩ができる。
海洋深層水100%の塩はまあるい味がする。
那智黒石
熊野市の特産と知られる那智黒石は、黒色で細粒、緻密な泥質岩。
日本全国各地において同時代の岩盤を見ることができるが、那智黒石ほど黒石で細工しやすい岩質は、他に類を見ない。碁石の黒石、硯、床置石などに加工され、伝統工芸品として親しまれ、また実用品として、また贈答品や記念品としても喜ばれている。
魚の干物
熊野灘で採れた新鮮な魚を、独特の手法で加工した干物は、他の干物と一味違う。
さんさんと降り注ぐ太陽の光を浴びさせる「天日干し」は、食卓に今か今かと待ち望む人々の食欲をそそる。
特に、七里御浜での「サンマの天日干し」は熊野の冬の風物詩となっている。
紀和の味噌
国産の米、大豆、塩だけを原料として、添加物や保存料を一切使わずじっくり手間ひまかけた、昔ながらの素朴なお味噌。
丁寧に手づくりで作り上げ、塩分には特に留意いたしており、風味ある健康食品である。
毎日のお味噌汁にどうぞ。
たかな漬
たかな漬の特長
「赤大葉たかな」というたかなを添加物を一切使わず、塩とトウガラシだけで漬け込む。漬物からにじみ出る紫色の汁は天然の色で、ピリッとした辛さも共にこの品種の特長。漬物として食べられるし、ご飯にこの菜葉をくるめばめはり寿司となる。素朴なふるさとの味が楽しめる。
市木木綿
その昔は、近畿一円をはじめとして販路が広く、好評であったという。
製品は、機械織りとはいえ、丁寧に打ち込んでいくので、手織りに近い風合いの布が出来上がる。不規則なストライプの洒落た縞柄は、有名なデザイナーからも問合せがあったという。量は減ったが現在も稼動中で主に、小座布団、ごろ寝布団、ポケットティッシュ入れ、コースターなどが作られ好評である。