熊野古道 風伝峠

熊野市

風伝峠有馬から本宮へと向かうこの古道は本宮道と言われ、この先で吉野へと向かう北山道と分岐する。
峠は熊野市と御浜町の境に位置し、熊野の海辺と山村とを結ぶ要衝で、峠には文政4年と刻まれた法界塔や地蔵が祀られている。
風伝とは風顛(てん)の当て字で、本来風のよく通る場所を意味している。
海側と山側の気温の差が大きい初秋から冬にかけての早朝には巨大な朝霧「風伝おろし」が峠を包み込む。ふもとの里へと降りていく風景は幻想的である。

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