にほんの里100選
須賀利町(尾鷲市)
選定趣旨(目的)・説明
にほんの里100選は、緑豊かな田んぼや里山、生き物でにぎわう水辺や海岸など、日々の営みで保たれてきた多彩で美しい自然と景観、人模様を対象に朝日新聞が創刊130周年、森林文化協会が創立30周年の記念事業として選定した。
『須賀利町(すがりちょう)』は尾鷲市の漁村で、瓦屋根の古い民家約200戸が海から山へびっしり張り付いていて、昔ながらの漁村の姿が色濃く残る。この海から山への瓦屋根風景は壮観である。
浅利(紀宝町)
・選定機関(者)
朝日新聞/森林文化協会
・選定年
2009年(平成21年)
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新日本旅行地百選
鬼ヶ城(熊野市)
瀞峡(熊野市)
大台ヶ原(大台町)
選定趣旨(目的)・説明
日本交通公社(現JTB)が発行する雑誌「旅」の創刊40周年記念として、日本の優れた観光旅行地100を選定。
熊野市の『鬼ケ城』は、熊野灘の荒波に削られた大小無数の海食洞が、地震による隆起によって階段状に並び、熊野灘に面しておよそ1km続いている。国の名勝天然記念物でもある。
『瀞峡(どろきょう)』は熊野川の支流、北山川の熊野市紀和町と和歌山県新宮市熊野川町(新宮市の飛地)の境界の峡谷にある。両岸は20〜50の断崖で、川幅は100m前後、水深はおよそ20m、両岸には奇岩が多く深淵が続く。国の名勝天然記念物に指定されていて、吉野熊野国立公園の中でも特に美しいところである。
和歌山県新宮市熊野川町の志古(しこ)からウォータージェット船が運行されている。
『大台ケ原山』は、奈良県吉野郡と三重県多気郡大台町に跨る(またがる)山で、標高1,694.9m(日出ケ岳)。三重県の最高峰でもある。頂上付近は平坦な山がいくつか集中していて『大台ケ原』と呼ばれている。
世界的に見ても多雨地帯として知られており、年間総雨量は4,000mを超える。1日の降雨量が1,000mm近くになったこともある。
※熊野川...熊野川は、奈良県、和歌山県及び三重県を流れ和歌山県新宮市で熊野灘に注ぐ。延長183kmの一級河川。北山川は熊野川の支流である。熊野市紀和町の小舟地内から下流の南牟婁郡紀宝町の鮒田地内までの間は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の川の参詣道として遺産登録されている。
※北山川...北山川は熊野川の支流で、流域は熊野市紀和町、和歌山県熊野川町(新宮市の飛地)、和歌山県東牟婁郡北山村(和歌山県の飛地)、奈良県吉野郡である。新宮市熊野川町で本流に合流、新宮市で熊野灘に注ぐ。
日本有数の多雨地域である大台山系を源流域としている。豪雨と急流により削られた渓谷が続き、澄んだ水が流れる。
・選定機関(者)
旅行雑誌「旅」(JTB発行)
・選定年
1966年(昭和41年)
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百景新話
選定趣旨(目的)・説明
百景新話は、朝日新聞名古屋本社版「元気東海面」に掲載した記事を基に編集された。南三重地域では次のとおり。
1.土砂災害の美林復旧着々 旧宮川村の「環境林」(多気郡大台町)
2.わき水に恵まれた急斜面 丸山千枚田(熊野市)
3.男意気年一度の晴れ舞台 尾鷲ヤーヤ祭り(尾鷲市)
4.闇夜に舞う命のきらめき 大井谷のホタル(熊野市)
5.カニはう石畳 木の根道 熊野古道・松本峠(熊野市)
6.「風待湊」巡航船にも荒波 須賀利の集落(尾鷲市)
7.地に奇岩海に花園神宿る 熊野灘 ダイハナ(熊野市)
・選定機関(者)
朝日新聞名古屋本社
・選定年
2008年(平成20年)・・・「元気東海」編集による「百景新話」...図書刊行年
東海 美の里百選
趣旨(目的)・説明
美しい農山村づくりのための取り組みの一環として、生産・集落・文化の3部門を対象に、農山村にいつまでも残しておきたい美しい景観を地域住民が再認識し、かつ都市住民に発信していくことにより、広く農山村景観に対する意識を醸成するとともに、都市と農山村の共生・対流を推進することを目的とし、東海農政局が選定した。
あじさいの道と自然の恵み(阿曽) 大紀町
雄大な丸山千枚田(丸山) 熊野市
朝霧の里・風伝おろし(尾呂志) 御浜町
年中みかんのとれる町(阿田和) 御浜町
桐原の棚田(桐原) 紀宝町
・選定機関(者)
農林水産省
・選定年
2004年(平成16年)