日本遺産百選

紀伊山地の霊場と参詣道

選定趣旨(目的)・説明
日本遺産百選は、日本を代表するもの、日本にしかないもの、日本らしいもの、日本独自のもの、日本固有のものなどを日本遺産と位置づけ、シンクタンクせとうち総合研究機構が選定した。

『紀伊山地の霊場と参詣道』は、熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)へと通じる参詣道の総称で一般的に「熊野古道」と呼ばれ、主に小辺路・中辺路・大辺路・伊勢路及び大峯奥駈道と、三重・奈良・和歌山の三県に広がる5つの道をいう。これらの道は2004年(平成4年)に世界で2番目の道の世界遺産として登録された。
三重県内の熊野古道である「伊勢路」は、伊勢神宮から南三重の大紀町、紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町及び紀宝町を通り、熊野三山までの約160kmで、江戸時代以降伊勢参宮を終えた旅人や、西国三十三カ所めぐりの巡礼たちが辿(たど)った、いわば庶民の道である。

※「熊野古道」5つの道・・・熊野三山へ向かう参詣道である。
小辺路は高野山から、中辺路は田辺から、大辺路は田辺から串本を経て、伊勢路は伊勢神宮から、そして大峯奥駈路は吉野から前鬼を経てそれぞれ熊野三山へ向かう。

・選定機関(者)
シンクタンクせとうち総合研究機構

・選定年
2002年(平成14年)

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