古和浦の祇園祭
毎年7月13日〜14日に行われる祇園祭は、「古和浦の祇園さん」として町内外の皆さんが楽しみにしている祭り。
豊漁と船の安全を願い、人々が船形の神輿を担いで町内を練り歩く。当日は花火大会も行われ、多くの人々で賑わい、古和浦は祭りの熱気に包まれる。
船だんじり
魚のまち紀伊長島らしいにぎやかな正月祭り。鰹船を型どった山車がまちを練り、ねじり鉢巻にはっぴ姿の子どもたちが乗り込んで、カツオの一本釣りを演じる。蒔き餌に見立てた福餅がばらまかれ、見物客は先を競って拾う。
ヤーヤ祭り
300年の歴史を持つヤーヤ祭りは2月1日午前0時の扉開き神事で幕を開け、2日の夜から3晩、激しい、「練り」と裸男たちによる「垢離掻き」が行なわれる。
5日には昼間子どもたちの大名行列や道中踊り、夜には弓射神事があり、秘宝の獅子頭で一年の豊凶が占われる。
花の窟お綱かけ神事
『日本書紀』の「国産みの舞台」に登場する日本最古といわれる神社、花の窟。歴史書にはご神宝を花の窟から本宮大社へ移したことが書かれている。
社殿はなく高さ約45メートルの巨岩そのものをご神体としており、かつての自然崇拝の姿を今に伝える場所でもある。
毎年2月2日と10月2日には日本書紀に記されている事柄そのままに例大祭(お綱かけ神事)が行われる。
(世界遺産登録地)
阿田和神社大祭(神楽)
850年以上の歴史がある阿田和神社では、春と秋に、豊作や豊漁を祈願・感謝する例大祭が行われる。
小学生巫女による「浦安の舞」の奉納や、春には青年団により獅子舞が奉納され、子供相撲大会などが催される。
御船祭(諸手船)
貴祢谷社から新宮へ遷御の時に、鵜殿諸手船が神船を先導した様子を再現したのが速玉大社御船祭といわれ、この地の古来から発達した水運力を今に伝える。
この地方の捕鯨船の祖形になったと伝えられている諸手船の上で行なわれるのがハリハリ踊りで、「アタガイウチ」という赤衣を着けて女装をした一人の踊り手とその踊りを拍子づける漕ぎ手たちの音頭とで古式ゆかしく演出される。