日本の朝日百選
尾鷲市尾鷲湾
選定趣旨（目的）・説明
天然の感動を体験してもらおうと、日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会が夕陽とともに、朝日100選のまちを選定している。
尾鷲市の『尾鷲湾』は、「尾鷲よいとこ 朝日を受けて 浦で五丈の網を曳く」と民謡尾鷲節に歌われている様に、沖合いの佐波留（さばる）島と桃頭島（とがしま）の間に昇る朝日は尾鷲の自慢の一つである。
早朝、漁に出る船を導く様に昇る朝日は大漁を祈っている様。
そして、朝日は私たちに元気と感動を与えてくれる。
・選定機関（者）
日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会
・選定年
2000年（平成12年）
日本百名谷
紀北町銚子川岩井谷
選定趣旨（目的）・説明
日本百名谷は、日本を代表する沢や谷100を選定し「日本百名谷」（白山書房）で紹介。
『銚子川岩井谷』は、北牟婁郡紀北町の海山区にあり、大台山系を源流とする。
銚子川の上流域には巨岩で有名な魚飛渓（うおとびけい）があり、下流にはキャンプ場を始めとした川に親しみ遊ぶ拠点施設が整備されている。
銚子川最上流域の岩井谷は、険しくも美しい渓谷であるが、岸壁と滝が連続するこの川を踏破するには、専門的技術と相当の体力が必要である。
・選定機関（者）
「日本百名谷」（白山書房）
・選定年
２０００年（平成１２年）...図書刊行年
日本の道百選
熊野市・大台町・大紀町国道260号線
選定趣旨・目的
日本の道100選は、国の「道の日」（8月10日）の制定を記念し、建設省（現国土交通省）が日本の特色ある優れた道路を選定した。
『国道260号』は、五ケ所湾など風光明媚なリアス式海岸に沿った路線で、美しい海の景色を眺めながらのドライブが楽しめる。南三重地域では南伊勢町、大紀町及び紀北町を走る。
※国道260号・・・三重県の志摩市から北牟婁郡紀北町へ至る一般国道。
路線距離115.5キロメートルで1965年（昭和40年）に国道160号となる。
・選定機関（者）
建設省（現国土交通省）／「道の日」実行委員会
・選定年
1986年（昭和61年）
日本の清流百選
熊野市・大台町・大紀町宮川（大台町・大紀町）
北山川（熊野市）
選定趣旨（目的）・説明
フジテレビのニュース番組「ニュースJAPAN」の中の「リバーウォッチング」コーナーで放映された全国の清流を百選として選定。
『宮川』は、日本有数の多雨地域である大台山系を源流とし、流域の支流と合流し伊勢湾に注ぐ県下最大の河川である。
宮川の南三重地域の流域は、源流となる多気郡大台町と度会郡大紀町で、全国有数の清流として知られている澄んだ水は、古くから豊かな自然と文化を育み、今も人々に恩恵を与え続けている。
『北山川』は熊野川の支流で、流域は熊野市紀和町、和歌山県新宮市熊野川町（新宮市の飛地）、和歌山県東牟婁郡北山村（和歌山県の飛地）、奈良県吉野郡である。新宮市熊野川町で本流に合流、新宮市で熊野灘に注ぐ。日本有数の多雨地域である大台山系を源流域としている。豪雨と急流により削られた渓谷が続き、澄んだ水が流れる。下流には国の名勝天然記念物に指定されている「瀞峡（どろきょう）」があり、ここは吉野熊野国立公園の中でも特に美しいところである。北山川の上流域はかっては林業が盛んであり、急峻な地形から木材の陸路搬出が困難なことから筏（いかだ）を組み、筏流しによって下流に流した。
※宮川...宮川は延長91kmの一級河川である。流域は6市町に及びその面積は920k�屬砲發覆襦�
一級河川を対象とした国土交通省（旧建設省）の水質調査で、全国1位になるなど、全国有数の清流として知られている。
宮川と共に生き、地域の豊かな自然、歴史・文化を保全・再生しながら地域の活性化を図ろうと、2000年（平成12年）に官民一体となった「宮川流域ルネッサンス協議会」が設立された。
※熊野川...熊野川は、奈良県、和歌山県及び三重県を流れ和歌山県新宮市で熊野灘に注ぐ。延長183kmの一級河川。
熊野市紀和町の小舟地内から下流の南牟婁郡紀宝町の鮒田地内までの間は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の川の参詣道として遺産登録されている。
・選定機関（者）
フジテレビ「ニュース番組『ニュースＪＡＰＡＮ』の『リバーウォッチング』より」
・環境庁（現環境省）推選
北山川：ドライブマップDエリア >>
美しい日本のむら景観百選
御浜町阿田和（みかん園団地風景）
選定趣旨（目的）・説明
美しい日本のむら景観百選は、農村風景の美しさの保全と農村地域の活性化を目的に、農林水産省が選定した。
『阿田和（みかん園団地風景）』は、南牟婁郡御浜町の阿田和地内のみかん園の風景で、丘陵地と周りの山々の緑が自然の豊かさを感じさせる。この広大なみかん園は、柑橘の周年出荷を図るため国営農地開発事業により造成された。
御浜町は「年中みかんのとれる町」が町のキャッチフレーズで、隣接の熊野市と紀宝町と合わせ県下最大のみかん産地を形成している。地域では四季折々のおいしいみかんを食味できるほか、春先になると一面に白い花が咲き、ほのかな甘い香りが漂う。
・選定機関（者）
農林水産省
・選定年
1991年（平成3年）
