日本の滝百選

布引の滝(熊野市)

七ツ釜滝(大台町)

選定趣旨(目的)・説明
日本の滝百選は、環境庁(現環境省)及び林野庁の後援のもと、緑の文明学会・グリーンルネッサンス・緑の地球防衛基金が主催する「日本の滝選考会」によって、国内から応募のあった滝から日本を代表する滝100を選定。

『布引の滝』は、熊野市紀和町の布引谷川にある。
源流はその昔、入鹿一族が鍛冶を主な業として居を構えたところと伝えられている一族山(標高801m)である。
滝の付近一帯の森は市が定める「きらずの森」として保護されている。滝の近くに展望所があり、そこから落差53m、3段になって静かに落下する滝を眺めることができる。

『七ツ釜滝』は、多気郡大台町の大台ケ原の秘境、日本三大渓谷の一つでもある大杉谷にある。
この滝は大杉谷の数ある滝の中でも、落差80m、7段に分かれ、落ちる美しさは随一である。
現地に行くには、徒歩で4〜5時間を要し、登山の専門的知識が必要である。

※きらずの森...熊野市では自然環境の保全、良好な生活環境の形成を図るなどを目的に、「熊野市きらずの森条例」(平成17年11月1日施行、本条例の合併前施行は平成3年)を制定し、永久に伐採しない樹林「きらずの森」を設置している。

・選定機関(者)
緑の文明学会/グリーンルネッサンス/緑の地球防衛基金/共済の「日本の滝選考会」

・環境庁(現環境省)・林野庁後援

・選定年
1990年(平成2年)

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