「ふるさとおにぎり百選」 「めはりすし」 「紀州祝いすし」

東紀州全域

「めはりすし」(熊野市・御浜町・紀宝町)

「紀州祝いすし」(尾鷲市・紀北町)

選定趣旨・目的
「農林水産祭」の第25回記念事業の一つとして、特別展示の「ふるさとおにぎりまつり」を実施するため、食糧庁(現農林水産省総合食糧局)が全国応募の中から選定。

「めはりずし」は、東紀州の紀南地域(熊野市・南牟婁郡の御浜町と紀宝町)の山里が生んだ、地元にはなくてはならない名物おにぎりである。作り方はいたって簡単。地元で採れる高菜の漬物を葉でご飯をくるむ。昔のめはりすしは大変大きく、「食べるとき目を見張るほど大きな口をあけなければいけないから」というのが名前の由来である。

「紀州祝いすし」は、東紀州の紀北地域(尾鷲市・北牟婁郡紀北町)に伝わる。結婚式や練上などのお祝いに振舞う行事食である。祝いの食事とあって、彩りの美しさが特徴の押しすしである。このすしを作るときは、具を三段から5段に重ねるところから、一人が具を並べもう一人が押すという二人の共同作業ででき上がる。一人で作ることはまずないという。

選定機関(者)
・農林水産省

選定年
・1986年(昭和61年)

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